ワンポイント・達人シリーズ

売上取引先の分散によるリスク低減

売上の取引先を集中させることは、企業にとって様々なメリット・デメリットがあります。

<メリット>
①受注数量が大きい取引をすることで、生産や流通の段階でのコストダウンを図ることができます。
②密接な取引関係の下では、商品開発や情報のやり取りなどの連携も容易になります。

  <デメリット>
①取引先を失った際の影響が大きくなります。廃業や倒産、仕入方針を転換したりといった理由で大口
  の売上が急減したり、ゼロになる可能性もあります。
②価格競争力の低下です。取引先に対する依存度が高いということが分かっているため、価格交渉の
  場ではおのずと強気に出てきます。
③取引先が存続している限り、大口取引先に集中するほうが楽に仕事ができます。品質や価格面でよ
  り条件の良い取引先候補があっても既存の取引先を優先してしまい、新たな取引の機会を失って
  しまう可能性もあります。

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少数の取引先への過度の集中は、企業にとって大きなリスクとなります。
複数の取引先に売上を分散すれば、取引先の倒産や廃業があっても、他の取引先の売上で影響を軽減できます。
一社当たりの売上の依存度の目安は30%以内といわれています。
メリットとデメリットのバランスを常に考慮し分散を図っていきましょう。