ワンポイント・達人シリーズ

売上増加時の資金不足に注意

復興需要により売上・利益が増加している企業が多くなっています。

売上の増加は大変良いことですが、急激な増加は資金不足を招く危険があります。

 

売上が増加すれば利益が上がり、資金繰りが良くなるように感じます。現金決済であれば問題ありませんが、売掛金などでの決済であれば、売り上げてから入金までの時間差が生じます。この時間差が問題となります。

一般的に仕入代金や給料等の支払いの方が売掛金の入金よりも早い場合が多くなります。また、売上が増加すると商品の仕入等も増加するので、普段よりも支払いが増えます。すると、手元に資金が  不足している状態で支払いをしなければならなくなり、資金がショートする危険性が高くなります。

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対策

  ①支払条件の変更を依頼する

取引先に仕入代金等の支払条件を見直してもらいましょう。

取引金額が大きくなっていれば、交渉次第では単価や支払条件などの見直しの可能性が高く

なります。

 

②銀行から借り入れをする

事業拡大に伴う資金需要ですから銀行も積極的に取り組むはずです。融資がスムーズに

進むよう月次試算表や資金繰り表を完備しましょう。

 

売上が増加して損益計算書上は利益が出ていても、売掛金の入金と仕入代金等の支払いの時間差によって、資金ショートの危機に陥ることが有ります。

 資金繰り表を活用し、実際の現預金収支の管理をしっかり行うことが大切です。